6月18日(土)の午後、スラッシュモブにて第1回「おはなしno会」を開催いたしました。
東日本大震災直後に東北に駆け付け、その後10年以上にわたって支援を続けられている土生偕子さんをお迎えして「東日本大震災復興支援で出会った人達~ふくしま編」をテーマにお話をしていただきました。また、福島県葛尾村で一般社団法人葛力(かつりょく)創造舎の代表理事である下枝浩徳さんをzoomでつなぎ、福島の今についてのお話も聞かせていただきました。
土生さんは最初の数年は年に数度福島と福岡を往復し、福島に根を張り頑張っている方々を支援し続けていらっしゃいます。「つなぐ」ということが得意で、それが私のできる支援とおっしゃいます。被災したお母さんたちの仕事(生きがい)を作ること、若者たちや作家のソーシャルビジネスの手伝いをすること、そしてそのふたつを結びつける。簡単ではない「つなぐ」ということを10年続けている土生さんに育てられた人は数え切れません。
そのひとり下枝さんは、震災後に生まれ故郷の葛尾村に戻り20代の若さで葛力創造舎を立ち上げ、葛尾村を中心に「コミュニティーとは何か?」を福島県に、日本に、世界に大きく発信するためメッセージを発信していらっしゃいます。そのメッセージがたくさんの人に届き、イベントにはたくさんの人が参加するようになり、葛尾村に移住してくる人も少しづつ増えているということです。人が手をかけてきた土地はきっと意味を持つ、そしてそういう土地に惹かれる人もたくさんいる。そして、そういう土地やコミュニティが好きな人たちもいる。そんな人たちがきっと葛尾村でコミュニティを作り世界に向けて発信していくんだろうな、と感じます。
これからの下枝さんの活躍が楽しみです。
下枝さんの考え、試み、たくさんの面白いプロジェクトはぜひホームページでご覧ください。
葛力創造舎 サイト → http://katsuryoku-s.com/
FBページ https://www.facebook.com/katsuryoku.sozo.sha
参加された皆さんも、土生さんや下枝さんのお話に興味を持ち、福島に関心を持ち、楽しい時間を過ごせたと満足していらっしゃいました。「おはなしno会」はこれからも素敵な人たちを迎え続けていきたいと考えています。お楽しみに。